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『遠野物語 』(とおのものがたり)は、1982年に公開された、日本の映画。監督は村野鐵太郎。 柳田國男の「遠野物語」と、阿伊染徳美の「わがかくし念仏」を原作としているが、柳田の「山の人生」からも材を採り、これらの作品の世界に時空を超えた愛の物語を絡めた、ほぼオリジナルの脚本となっている。 岩手放送開局30周年記念映画として制作され、1982年(昭和57年)10月6日、岩手県民会館で完成披露試写会が行われ、10月30日より順次全国上映された〔IBC 岩手放送ホームページ http://www.ibc.co.jp/about/〕。 == あらすじ == 明治三十七年、岩手県南部、遠野郷。 土地の豪農、佐々木家の一人娘・小夜が十六歳の誕生日を迎え、寺ではオシラサマの祭りが執り行われた。帰途、玉依御前と契った日月の白馬が吊され殺されたという満開の桜の巨木の下で、小夜はオシラサマの伝説に思いを致す。 その夜、兵役を終えた菊地家の武夫は、佐々木家に挨拶に訪れ、厩舎にいた美しい白馬に魅せられる。約束通り帰ってきてくれた、と小夜は武夫の無事を喜ぶが、武夫は無言で去っていく。 ほどなくして白馬の世話をする馬小作として佐々木家で働き始めた武夫に、小夜は思いを伝えるが、「もう住む世界が違う」と言われてしまう。菊地家は、かつては佐々木家と並び称された名家で、武夫と小夜は許嫁の約束をしていたが、武夫の父が事業に失敗し没落、二人の縁談も過去の話となってしまっていた。 日露戦争が激化し、村の青年達も召集されてゆく中、お互いの変わらぬ強い思いを確認し合った武夫と小夜だったが、武夫は全てを振り切るように姿を消す。 やがて、小夜の元に武夫から美しい着物が届けられ、武夫の出征を知った小夜は、オシラサマの前で髪を切り、いつまでも武夫を待つと両親に告げる。 そして嵐の夜、純白の軍服を着た武夫が白馬に乗って小夜を迎えにくる。白馬は無数の鬼火の中を駆け抜け、二人を明王堂へと運ぶ...。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠野物語 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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